参加費・渡航費・滞在費無料!中学生で無料参加できる留学プログラム・奨学金一覧
近年では、海外研修・海外修学旅行のある中学も増えてきました。
ただ、海外留学・海外研修にはお金がかかります。海外への航空券は高いし、ホテル代も高いです。さらに、高額な参加費用や授業料、手数料が取られる場合もあります。
それでいて、お金をかけて中学生のお子さんを参加させても、面白くなかった、つまらなかった、という感想で終わってしまう場合もあるかもしれません。
それはそれで良い体験だとは思いますが、何はともあれお金をかけずに中学生を海外留学させることができたら、お財布も嬉しいですよね。
世の中に出回っている安い留学プログラムは、一見安いように見えて、様々な手数料が加算されたり、航空券代・ホームステイ代などが別だったりして、結局は高くついてしまう場合が多いと思います。
費用の安い国であっても、長期間になればなるほど生活費・食費の出費は重なります。
ただ、お金をかけずに海外留学することなんて本当に可能なのでしょうか?
中学生向け海外留学プログラムは知られていない
実は、世の中には無料で若者を派遣してくれる無料海外プログラムがたくさんあります。
外務省・文部科学省や民間企業、財団など、その主体は様々です。ただ、そのほとんどは知られていません。
一部の情報通だけが知っており、その情報、そして体験の機会を独占してしまっている状況です。
夏休みや冬休みなど長期休暇中に参加できる数日~1週間程度の短期留学プログラムもあれば、1年以上の本格的な長期留学プログラムもあります。
まずは期間の短めのプログラムから応募してみるのがオススメです。
応募自体はタダですし、応募にあたって志望動機や自己アピールを言語化・文章化するにあたって、今後に生きる力がついてきます。
また、書類選考を通過した後に、面接を課すプログラムもあります。上手くコミュニケーション・スピーチをする力も、応募するだけで見につくでしょう。
ただし、中学生向けの無料プログラムは、高校生や大学生、大学院生向けのプログラムと比較すると少ない状況です。
その少ない枠を、ぜひつかみ取りに行きましょう!
受験・就活にも役立つ?
こうした無料のプログラムは、無料であるがゆえに倍率が高いことも往々にしてあります。
そうした高倍率の選考を突破したという実績は、今後、大きなアピールポイントになるでしょう。
また、中学生のうちから積極的に海外で活動をする経験、英語を駆使した経験、海外の友達を作る経験といった、若い頃の海外体験はかけがえのないものです。
推薦入試などでのアピールポイント、そして将来的に就職活動をする際のアピールとしても使えます。
メリットしかありませんね。
無料海外プログラムに参加するメリットは?
何と言っても、「無料」であることが全てでしょう。
参加費も、海外への往復航空券も、ホテル代・ホームステイ代・寮費などの宿泊費も、海外旅行保険料も、全て無料です。(プログラムによっては一部有料のものもあります)
頑張って格安航空券を探す必要もありません。
また、プリペイドカードやクレジットカード(家族カードなど)、デビットカードなど、海外で現金以外の支払い手段を準備する必要もありません(あるに越したことはないですが)。日当としてお小遣いをくれるプログラムまであります。
唯一、お金がかかる可能性があるのが、スマホの通信料でしょうか。
現地でsimを入れ替えるか、事前にe-simを用意するのが良いでしょう。何人かでシェアする場合はポケットwifiでも良いかもしれません。
いずれにせよ、物価の高いアメリカやヨーロッパでさえ、通信費は日本より安い場合がほとんどです。
また、おすすめの国がどこか質問されることがよくあります。
お金か、治安か、文化か、友達の作りやすさか、英語か他の言語かなど、様々な観点があるので一概に回答できないことがほとんどなのですが、多くの場合はやはり「お金」に帰結するようです。
一番の悩みを解消した上で、本当に行きたいこと・やりたいことに注力する上で、資金面の課題をクリアできる無料プロジェクトは最適です。
中学生向け海外留学プログラム一覧
では早速、中学生向けの海外プログラムを確認していきましょう。
プログラムの個別の詳細は、リンク先を参照ください。
また、最新情報については、きっかけポータルのXでご確認ください。
AFS Global STEM Academies
世界的課題の解決を目指す地球市民のための、サステナビリティやSTEMをテーマにしたハイブリッド型奨学金プログラムです。
渡航先は、ブラジル、アメリカ、エジプト、中国、インド。
渡航費や滞在費など全て無料で、12週間のオンラインプログラム+4週間の実地プログラム(ブラジル/アメリカ/エジプト/中国/インドのいずれか)で構成されたハイブリッド型プログラムです。
笹川平和財団 国際海洋人材育成プロジェクト
笹川平和財団海洋政策研究所(OPRI)の、持続可能な海洋利用の実現に向けたプロジェクト。
世界各国から集まったメンバーと共に、船で横浜からパラオに向かいます。
昨年はきっかけポータルを通じた合格者も出ました。
13歳以上22歳以下の中学生、高校生、大学生が対象で、パラオのマラカル島までの渡航費、ホテル代、乗船経費(乗船中の宿泊費、食費など)、参加費などが無料です。
JICA国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト
次の世代を担う中学生・高校生を対象に、開発途上国の現状や開発途上国と日本との関係について理解を深め、国際社会の中で日本、そして自分たち一人ひとりがどのように行動すべきかを考えることを目的として実施しているコンテスト。
最優秀賞・優秀賞を受賞した方は、完全無料で約1週間の海外研修に参加できます。
過去の研修先は、タイ、ベトナム、モンゴル、ラオスなどアジアの途上国が多いようです。
JICAの職員の方の引率で一緒に渡航できるので、とても心強いですね。
ワールドキャンパス つながる10代
東京都では、「チルドレンファースト」の社会の実現を目指し、都政の政策全般を子供目線で捉え直し、子供政策を総合的に推進しており、その一環としてワールドキャンパス つながる10代 プログラムを実施しています。2023年は in アイルランド、2024年は in ベルギーで実施とのこと。
東京都が、航空券代、宿泊費、食事代、渡航先交通費、渡航先交流活動に係る経費、海外保険など全て支給してくれるため、完全無料で海外渡航できます。
対象は、都内に在住または在学の中学生・高校生です。
童話アンデルセンのメルヘン大賞
パン屋さんチェーンのアンデルセングループが行っている童話コンテスト。
大人部門もありますが、それとは別途、「こども部門」での募集もあります。
対象は、デンマークへのペア旅行。
童話を書いて無料でデンマークへ行けるかもしれません。
創作好きの方も、そうでないかたも、挑戦する価値ありです。
アンデルセン公園きりがみコンクール
千葉県の船橋に、デンマークをテーマにしたアンデルセン公園があります。
アンデルセン公園では、毎年きりがみコンテストを開催しており、アンデルセン公園きりがみ大賞の受賞者は「デンマークへの旅「アンデルセンの足跡をたどる」」に招待してもらえます。
小学生の部、中学生の部、一般の部があるので、ぜひ挑戦してみてください。
日台文化交流 青少年スカラシップ
日本の学生を対象に台湾をテーマにした「作文(日本語)」のコンテスト。
応募者の中から選ばれた大賞・優秀賞の受賞者は台湾研修旅行に招待してもらえます。
台湾の歴史と現状について学び、日本と台湾の未来について考える学生を応援し、将来の日台友好に貢献する人材を育てることを目的とした事業で、主催は産経新聞社です。
以下の2部門があります。
■中学・高校生の部
中学、高校、盲・ろう・養護学校高等部、高専に在籍する生徒・学生。
■大学生の部
短大、大学、大学院、専門学校に在籍する生徒・学生。
大谷翔平SHOW YOU DREAMS
大谷翔平×ECC共同プロジェクト SHOW YOU DREAMS。
ECCブランドアンバサダー・ドジャーズ大谷翔平選手自身の“日本の子どもたちの海外への挑戦を応援したい” との強い思いからスタートしたプログラム。
大谷選手とECCが共同で、日本の小・中・高校生のみなさんの“世界へ、未来への夢” を応援するプログラムです。
海外留学・ホームステイが無料(アメリカへの往復交通費支給、宿泊費(ホームステイ)支給、学費支給)で、歳(小学4年生)~18歳(高校3年生)の方が対象です。
自治体(県や市区町村)の留学プログラム・奨学金を活用
各自治体では、姉妹都市との交換留学プログラム、海外留学奨学金の提供をしているところも少なくありません。
姉妹校留学プログラムといった、学校同士の連携が盛んなところもあります。
お住まいの自治体でそういったプログラムや奨学金がないか、調べてみてください。
例えば、「東京 奨学金」「大阪 留学」「横浜 若者応援事業」「埼玉 奨学生派遣」みたいなキーワードを入れて検索してみると良いでしょう。
ChatGPTやPerplexityなど生成AIを活用して検索してみるもオススメです。
中学生向けの無料国内プログラムも多数
以上、中学生向けの無料海外プログラムを紹介してきましたが、国内プログラムにも目を向けると、良いプログラムがたくさんあります。
本記事で詳細は紹介しませんが、随時きっかけポータルのXにて発信していくのでお見逃しなく!
過去の代表的なものとして、いくつか以下に記事を貼っておきますので興味ある方はぜひ。
無料プログラムに合格するには?
こうした合格するためには、高倍率を突破する必要があります。高倍率なのが唯一のデメリットですね。
突破のための文章の書き方にはコツがあります。
単に事実を並べるのではなく、選考者が求めているものが何かを汲み取り、相手が求めている内容に着実に答える必要があります。
そこで初めて、過去の経験や論理的な文章力が必要となってきます。
書き方のコツは以下にまとめているので、ぜひ参考にしてください。
(今後、さらなるコツを発信予定ですので、きっかけポータルのXのフォローもお忘れなく)
おわりに
世の中には、知られていないだけで有益な情報が散らばっています。
渡航費・滞在費など完全無料の海外プログラムだけでなく、返済不要の奨学金、国内での魅力的な研修の機会など、様々です。
ただ、そのほとんどは知られていません。
なぜなら、情報を拡散してしまうと、ライバルが増えてしまうためです。
結局、一部の人が情報を独占し、結果として魅力的な経験も一部の人が独占してしまっているのが現状です。
そうした現状を打破するために「きっかけポータル」は運営されています。
きっかけポータルでは、XやInstagramで、最新の有益な情報を発信しています。
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また、高校生向けの無料海外プログラム・無料留学といった情報については、以下の記事をご覧ください!↓
高校生以上の、特に無料サマースクール・サマーキャンプなど、夏休み中のプログラムに特化した無料海外プログラム・短期留学・サマーインターン情報は下記をご覧ください↓