海外で働こう!在バルバドス日本国大使館職員募集
概要
任期付き職員の募集(中南米局カリブ室(在バルバドス日本国大使館(総務・政務、広報・文化分野)))
外務省では、在バルバドス日本国大使館における総務・政務、広報・文化分野に関し、以下の要領にて選考による職員の任期期限(2年間)付き募集を行います。
1 採用期間
令和7年5月21日から令和9年5月20日までの2年間(予定)
(注)採用期間は相談可能です。
2 職務内容
- (1)在バルバドス日本国大使館における総務・政務分野業務(日本との二国間関係増進、任国・地域内政フォロー、任国・地域外交フォロー等)
- (2)在バルバドス日本国大使館における文化・人的交流関連業務(在外公館文化事業、国際交流基金事業、国費外国人留学生及びJETプログラムの募集・選考、地方自治体との連携事業等)
- (3)在バルバドス日本国大使館における広報・対外発信業務(大使館ホームページ及びSNSの運用、プレスリリース発信、広報戦略の企画立案等)
- (4)その他の在バルバドス日本国大使館の所掌事項に関連する業務
- (注)上記の業務はあくまで一例であり、具体的に担当いただく個別の業務については、採用予定者の経歴・適性や、在バルバドス日本国大使館が所掌している業務の進展状況を踏まえ、改めて決定します。
3 待遇
- (1)常勤の国家公務員として採用され、採用期間を通じて、在バルバドス日本国大使館に勤務します。給与及び諸手当は「一般職の職員の給与に関する法律」の規定に基づき、各人のこれまでの経歴を考慮し、初任給決定がなされます。
- (2)官職は各人のこれまでの職務経験等に応じ決定しますが、書記官級での採用を予定しています。
- (3)在外公館への赴任に当たっては、「国家公務員等の旅費に関する法律」等に基づき、規定の航空賃や転居費等が支給されます。
- (4)在外公館での勤務に当たっては、「在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律」に基づき、在勤基本手当、住居手当、配偶者手当が支給されます。
4 勤務時間、休暇
- (1)原則として、8時00分から16時45分まで(昼休みは12時00分から13時00分まで)7時間45分/日(週38.75時間)。
上記勤務は、必要に応じ残業があります。 - (2)年次有給休暇20日(年途中で新たに職員となった場合には、予定在職期間に応じて決定。20日を限度に翌年に繰越可。)、そのほかに特別休暇、病気休暇、介護休暇あり。
5 採用予定人数
1名
6 応募資格
- (1)大学を卒業又は同等の学歴を有すること。
- (2)民間企業等において、中南米地域の政治研究、外交研究、又は、広報、文化関連の業務を通算4年程度経験していること。同分野で研究の実績があれば望ましい。
- (3)一定水準の英語の語学力を有すること。
- (4)当該採用期間にわたり、継続して勤務が可能なこと。
- (5)日本国籍を有し、外国籍を有しないこと。
締切
2025/3/21
1. バルバドスの概要
バルバドス(Barbados)は、カリブ海に位置する島国で、西インド諸島の最東端にある国です。大西洋に面した美しいビーチや温暖な気候、豊かな文化遺産で知られ、観光業が盛んな国の一つです。面積は約430平方キロメートル(東京都の約5分の1)、人口は約28万人で、首都はブリッジタウン(Bridgetown)です。公用語は英語で、通貨はバルバドス・ドル(BBD)が使用されています。
2. バルバドスの歴史
2.1 先住民の時代
バルバドスには、アラワク族やカリブ族といった先住民が暮らしていました。しかし、16世紀にヨーロッパ人が到来し、その後、先住民の多くは絶滅または他の地域へ移動しました。
2.2 イギリス植民地時代(1627年~1966年)
1627年、イギリス人がバルバドスに入植し、以降はイギリスの植民地となりました。17世紀には砂糖プランテーションが発展し、アフリカから多くの奴隷が連れてこられました。バルバドスは、カリブ海地域で最も早くイギリスの影響を受けた国の一つであり、現在もイギリス文化の影響が強く残っています。
2.3 独立と共和制への移行
1966年、バルバドスはイギリスから独立し、英連邦王国の一員としてエリザベス2世を国家元首とする立憲君主制を採用しました。しかし、2021年11月30日には正式に共和制へ移行し、サンドラ・メイソンが初代大統領に就任しました。これにより、バルバドスはカリブ海で最も新しい共和国の一つとなりました。
3. バルバドスの文化
3.1 英国文化とカリブ文化の融合
バルバドスは、長いイギリス支配の影響を受けながらも、カリブ海地域の文化と融合した独特の文化を持っています。公用語は英語で、クリケットが国民的スポーツとして親しまれています。また、バルバドスの音楽は、カリプソやレゲエといったカリブ音楽の影響を受けています。
3.2 フェスティバルとイベント
バルバドスでは年間を通して多くのフェスティバルが開催されます。特に有名なのが**クロプ・オーバー・フェスティバル(Crop Over Festival)**で、これはかつての砂糖収穫の終了を祝う祭りが起源となっています。カラフルな衣装、ダンス、パレードが特徴で、国民的なイベントとして親しまれています。
3.3 有名人
バルバドス出身の世界的に有名な人物としては、歌手の**リアーナ(Rihanna)**がいます。彼女はバルバドスの観光大使も務めており、バルバドスの文化を世界に広める存在となっています。
4. バルバドスの観光地
4.1 ブリッジタウンと歴史地区
ブリッジタウンは、バルバドスの首都であり、歴史的な建造物が多く残る街です。ブリッジタウンとその周辺はユネスコ世界遺産に登録されており、イギリス植民地時代の建築物やカリブ海交易の歴史を感じられるスポットが点在しています。
4.2 カーライル湾(Carlisle Bay)
ブリッジタウンの近くにあるカーライル湾は、透明度の高い美しい海が広がる観光名所です。シュノーケリングやダイビングのスポットとしても人気があり、沈船やカラフルな魚を見ることができます。
4.3 バスシェバ・ビーチ(Bathsheba Beach)
サーフィン好きにはバスシェバ・ビーチが有名です。特に「スープボウル(Soup Bowl)」と呼ばれるエリアは、世界的なサーフィン大会が開催されるスポットとして知られています。
4.4 ハリソン洞窟(Harrison's Cave)
バルバドスには、ハリソン洞窟という大規模な鍾乳洞があります。鍾乳石や石筍が美しい地底の世界を作り出しており、観光客向けのツアーも充実しています。
4.5 マウントゲイ・ラム蒸留所(Mount Gay Rum Distillery)
バルバドスはラム酒の発祥地とも言われており、世界最古のラム蒸留所であるマウントゲイ・ラム蒸留所では、ラムの製造過程を学びながら試飲を楽しむことができます。
5. バルバドスの経済
5.1 観光業
観光業はバルバドス経済の重要な柱であり、特に欧米からの観光客が多く訪れます。美しいビーチや温暖な気候、豪華なリゾート施設が整っており、カリブ海の人気観光地として確立されています。
5.2 砂糖産業と農業
バルバドスはかつて砂糖産業が主要な経済活動でしたが、現在では縮小しています。それでも、サトウキビの栽培は続けられており、ラム酒の原料として利用されています。
5.3 金融・オフショアビジネス
バルバドスは、カリブ海地域における金融・オフショアビジネスのハブとしても知られています。税制の優遇措置があるため、多くの国際企業がバルバドスに拠点を構えています。
6. バルバドスの特徴とまとめ
6.1 バルバドスの魅力
- 美しいビーチと観光スポット:カーライル湾やバスシェバ・ビーチなど、カリブ海の魅力を堪能できる。
- 歴史と文化の融合:イギリスの植民地時代の影響を受けながらも、独自のカリブ文化が根付いている。
- ラム酒の発祥地:マウントゲイ・ラム蒸留所は、ラム好きにはたまらない観光スポット。
- 安全で発展した国:カリブ海の中でも比較的安全で、治安が良いとされている。
6.2 バルバドス旅行のポイント
- 日本からの直行便はないため、アメリカやイギリス経由でのアクセスが一般的。
- 温暖な気候で年間を通じて観光に適しているが、6月~11月はハリケーンシーズンのため注意が必要。
- 物価はカリブ地域の中では高めだが、リゾート地としての魅力が多い。