世界で約2年間活動|JICA海外協力隊2026年秋募集・英検3級程度から応募可能
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往復渡航費・住居・現地生活費の支援を受けながら、世界各地で原則2年間活動。
独立行政法人 国際協力機構(JICA)が、「JICA海外協力隊」2026年秋募集を2026年9月2日から開始します。
教育、農業、IT、防災、環境、保健・医療、スポーツ、観光、コミュニティ開発など、自分の経験や得意分野を生かして開発途上国などの課題解決に取り組む海外派遣プログラムです。
派遣期間は原則2年間。赴任・帰任時の渡航費はJICAが負担し、現地での住居も受入国政府やJICAなどが用意。さらに、現地で生活するための生活費も支給されます。
応募時に必要な英語力の最低ラインは、英語の場合英検3級またはTOEIC 330点程度。現地で必要となる言語は、合格後の派遣前訓練でも学びます。
応募期間は2026年9月2日(水)~10月2日(金)23:59です。
JICA海外協力隊とは?
JICA海外協力隊は、日本の政府開発援助(ODA)の一環としてJICAが実施している海外派遣制度です。
開発途上国や中南米の日系社会などから寄せられた要請に基づき、現地へ隊員を派遣。現地の人々と一緒に生活しながら、その国や地域が抱える課題の解決に取り組みます。
2026年6月末時点では74カ国で約1,800人の隊員が活動しています。
活動分野は9分野、職種は177種類。国際協力や開発を専攻している方だけの制度ではありません。
往復渡航費・住居・現地生活費を支援
「2年間海外で活動するとなると、かなり費用がかかるのでは?」と思う方もいるかもしれません。
JICA海外協力隊では、現地で活動するために必要となるさまざまな費用をJICAなどが支援します。
- 日本~派遣国の赴任・帰任時の往復渡航費
- 現地での住居
- 現地生活費
- 派遣前訓練中の宿泊・食事
- 訓練所までの交通費
- 活動上必要となる経費の一部
- 条件を満たす場合は国内手当など
現地生活費は「給与」ではなく、派遣国の住民と同程度の生活を送るために必要な金額として、国ごとの物価などをもとに設定されます。
住居は、一人暮らしだけでなく、他の隊員とのシェアやホームステイになる場合もあります。
条件によっては日本国内でも手当を支給
無職または無給休職で参加し、一定の条件を満たす方には、日本国内で必要となる費用に充てるための手当もあります。
- 派遣前訓練中:月額4万円
- 派遣期間中:月額5万5,000円
- 任期を満了した対象者:協力活動完了金 月額2万円×派遣期間
これらは全員に支給されるものではなく、無職・無給休職、年齢などの支給条件があります。
どんな仕事がある?
JICA海外協力隊というと、学校の先生や農業指導をイメージする方もいるかもしれません。
実際には、仕事の種類はかなり幅広く、全体では9分野177職種があります。
- コミュニティ開発
- コンピュータ技術
- 防災・災害対策
- 農業・畜産
- 環境教育
- 観光
- 日本語教育
- 青少年活動
- 体育・スポーツ
- 看護師・助産師
- 理学療法士・作業療法士
- 栄養士
- 社会福祉
- 建築・土木
- 水資源・上下水道
など、多様な経験を生かせる要請があります。
2026年秋募集ではすでに要請情報の公開が始まっており、9月11日には約1,000件の追加要請も公開予定です。
特別な資格・長い実務経験がなくても応募できる案件も
すべての案件で専門資格や長い実務経験が必要なわけではありません。
たとえばコミュニティ開発や青少年活動などでは、特定の国家資格を必要としない要請もあります。
一方、医療職や技術職などでは、資格や一定の実務経験が求められる場合があります。
応募時には、まず自分の経験やスキルに合う「職種」を1つ選び、その中から希望する要請を最大3件まで選びます。
シニア向けの専門案件も
一般案件とは別に、より高い専門性や経験を生かす「シニア案件」もあります。
シニア案件では、実務経験15年程度以上など、要請ごとに一定以上の経験や技能を求めるケースがあります。
社会人として培ってきた専門知識を海外で生かしたい方にも選択肢があります。
英語は英検3級・TOEIC330点程度から
英語に自信がなく、応募をためらう方もいるかもしれません。
JICAが応募時の最低限の英語力として設定しているDレベルは、中学校卒業程度です。
- 英検3級
- TOEIC 330点
などが一つの基準になります。
ただし、実際に求められる語学レベルは要請ごとに異なります。希望する案件の「選考指定言語」を確認してください。
英語だけでなく、フランス語やスペイン語などの資格も認定されます。派遣後に使用する現地語については、合格後の派遣前訓練で学ぶ機会があります。
応募資格
2026年秋募集の基本的な応募資格は、次の通りです。
- 日本国籍を持つ
- 1956年10月4日~2007年11月2日生まれ
- JICAが定めるDレベル以上の語学資格を証明できる
- 健康審査などを受けられる
一般案件の案内では20~69歳が応募可能とされています。年齢条件のある個別要請もあるため、希望案件ごとの条件も確認してください。
また、長期派遣は単身赴任となります。
派遣期間は原則2年間
今回募集される長期派遣は、原則2年間です。
一部には1年間の要請もあります。
活動先の人々と関係を築きながら、現地のニーズや環境に合わせて課題解決に取り組むため、短期旅行やスタディツアーとは大きく異なる経験になります。
派遣前に約73日間の訓練
長期派遣の合格者は、赴任前にJICAの訓練所などで派遣前訓練を受けます。
訓練期間は現在約73日間。
活動で必要になる語学に加え、安全管理、健康管理、異文化理解、国際協力などについて学びます。
2026年秋募集の要請を探してみよう
応募前に最も重要なのが、「どんな国で、どんな仕事をするのか」を実際の要請から確認することです。
JICAの要請情報サイトでは、国、職種、資格、語学レベルなどから現在募集中の案件を検索できます。
たとえば2026年秋募集では、コミュニティ開発、IT、防災、教育、農業、環境、医療などさまざまな案件が公開されています。
9月11日には約1,000件の追加要請も予定されているため、募集開始時に希望する案件が見つからない場合も再度チェックしてみてください。
募集概要
募集
JICA海外協力隊 2026年秋募集(長期派遣)
実施
独立行政法人 国際協力機構(JICA)
派遣期間
原則2年間
※1年間の要請もあり
活動分野
計画・行政、農林水産、教育、保健・医療、社会福祉、IT、環境、観光など
応募資格
日本国籍を持ち、1956年10月4日~2007年11月2日生まれの方など
語学
Dレベル以上
英語の場合、最低ラインは英検3級・TOEIC330点程度
往復渡航費
JICAが負担
住居
受入国政府またはJICA等が用意
現地生活費
国ごとに定めた金額を支給
赴任形態
単身赴任
応募開始
2026年9月2日(水)
応募期限
2026年10月2日(金)23:59
応募では健康診断も必要
応募ではマイページへの入力だけでなく、問診票とJICA指定様式の健康診断書の提出も必要です。
医療機関によっては検査結果が出るまで時間がかかるため、応募する方は早めに受診してください。
健康診断の受診費用については、JICAの規定に基づく一定額の補助があります。
選考
選考では、書類、語学力、健康状態などを確認したうえで、一次選考通過者に人物・技術面接などを行います。
面接はウェブで実施される予定です。
職種によっては、文章、図、作品写真、動画などの課題提出を求められる場合もあります。
こんな方におすすめ
- 海外で長期間生活してみたい
- 国際協力や途上国の課題解決に関心がある
- 自分の仕事・勉強・趣味の経験を海外で生かしたい
- 現地の人と一緒に活動する経験をしたい
- 将来、国際協力・国際機関・海外ビジネスなどに関わりたい
- 海外経験をその後のキャリアにつなげたい
「海外で何かに挑戦してみたいけれど、自分に使える専門性があるか分からない」という方も、まず要請一覧を検索してみると、自分の経験を生かせる仕事が見つかるかもしれません。
応募方法
応募はJICA海外協力隊のウェブシステムから行います。
マイページの作成期限は2026年10月1日23:59。応募書類・健康審査書類の最終提出期限は10月2日23:59です。
まずは要請情報から、興味のある国・職種・活動内容を確認してみてください。
応募期間:2026年9月2日~10月2日23:59


