タイ・インドネシア・フィリピン・ラオスへ!日本語パートナーズ募集:現地で日本語・日本文化を広めよう
概要
国際交流基金(以下、JF)は、日本 ASEAN 友好協力 50 周年(2023 年)を契機に、日本と ASEANの次世代の交流促進と人材育成を目的とする包括的な人的交流事業「次世代共創パートナーシップ-文化の WA2.0-」を、今後 10 年間にわたり集中的に実施します。
この取組は、JF が 2014 年~2023 年にかけて実施したアジアとの文化交流事業「文化の WA(和・環・輪)~知り合うアジア」を発展的に継承するものであり、特に ASEAN 各国から期待が大きかった「日本語パートナーズ事業」も内容を拡充して実施することとなりました。
日本語パートナーズ派遣事業は、東南アジアを中心とするアジアの中学校や高等学校などに幅広い世代の人材を派遣し、現地の日本語教師と日本語学習者のパートナーとして、授業のアシスタントや会話の相手役といった活動をするとともに、教室内外での日本語・日本文化紹介活動等を行い、アジアの日本語教育を支援します。同時に、日本語パートナーズ自身も現地の言語や文化についての学びを深め、アジアの架け橋となることを目的とします。
活動内容
派遣先機関との協議を通じて決定しますが、想定される主な活動は以下の通りです。
- 派遣先機関の日本語教師が行う授業への協力
- 授業の教材作成等への協力
- 授業や課外活動における生徒との交流(日本語での会話、文化活動への協力等)
- 派遣先の JF 海外拠点等が実施する日本語教育事業への協力
- その他、現地の要望に応じて実施する、地域における日本語学習支援、日本文化紹介を通じた交流活動等
求める人材・適性
日本語パートナーズは、現地の日本語教師や日本語学習者のパートナーとして活動するため、派遣先の方々と一緒に協力しながら活動を行うことが求められます。日本語パートナーズとして公的な活動を行うために派遣されていることを十分に理解し、自覚と責任をもって行動できることが非常に大切です。
また、言葉はもちろん、宗教や習慣等も異なる生活環境では、お互いの考え方の相違や困難に直面することもあります。現地の生活や行動様式、文化を学ぼうとする好奇心に加え、謙虚な姿勢かつ前向きに問題解決に取り組める人物が望ましいです。
- アジアの人たちとの交流・コミュニケーションに対する熱意をもっている
- 現地教師のサポート役として活動ができる
- 厳しい環境の中でも生活できるバイタリティ・柔軟性・チャレンジ精神がある
- 自助努力の精神、自覚と責任を持ち行動できるアジアの社会、文化を学ぼうとする好奇心と謙虚さがある
- 派遣終了後に日本語パートナーズで得た経験を活かす意欲がある
募集人数・派遣期間・派遣先機関
募集人数 | 派遣期間 | 派遣先機関 | |
(1) タイ 14 期 | 75 名 | 2026 年 5 月~ 2027 年 2 月 | 中等教育機関 (中学校・高等学校相当) |
(2) インドネシア 24 期 | 60 名 | 2026 年 8 月~ 2027 年 3 月 | 中等教育機関 (高等学校相当) |
(3) フィリピン 13 期 | 20 名 | 2026 年 8 月~ 2027 年 3 月 | 中等教育機関 (中学校・高等学校相当)・高等教育機関 (大学相当) |
(4) ラオス 11 期 | 5 名 | 2026 年 8 月~ 2027 年 5 月 | 中等教育機関 (中学校・高等学校相当) |
締切
2025/8/27 16:59
ベネフィット
航空券、滞在費、住居、赴任の際の支度料など支給
日本語パートナーズの派遣条件
日本語パートナーズは、以下の派遣条件を守らなければなりません。
- JF の定める派遣前研修に全日程参加し、修了すること
- 派遣先国・地域の法令を守ること派遣先機関の規則を守ること 派遣期間中は本事業の活動に専念し、滞在を他の目的(宗教、政治、営利等の目的)に利用しないこと派遣期間中はJF の許可なくして任地を離れないこと 派遣期間が終わり次第直ちに帰国し、派遣期間終了後2 か月以内に行われる帰国報告会に参 加すること
- 期日までに活動報告書を提出すること