【海外インターン】ILO(国際労働機関)インターン募集(スイスなど複数ポジション) 国連で働こう!
概要
ILO(国際労働機関)にてインターン募集中です。多くが有給で、スイスのジュネーブやカンボジアのプノンペン、タイのバンコクなど複数ポジション募集中です。
1. ILOの概要
ILO(International Labour Organization、国際労働機関)は、1919年に設立された国際的な機関で、労働者の権利保護、労働条件の改善、社会正義の促進を目的としています。ILOは、国際連合(UN)の専門機関の一つであり、労働基準の設定や労働問題に関する国際協力を進める役割を担っています。ILOの本部はスイスのジュネーブにあり、187か国が加盟しています。
2. ILOの歴史
2.1 設立の背景
ILOは、第一次世界大戦後の1919年、ヴェルサイユ条約の一環として設立されました。その背景には、戦争による社会的混乱と経済不安の中で、労働者の権利を保護し、社会的安定を図る必要があったことがあります。また、労働条件の向上は国際的な経済競争を公平に保つためにも重要でした。
2.2 国際連合の専門機関化
1946年、ILOは国際連合(UN)の専門機関となり、その活動範囲をさらに広げました。ILOは、戦後の労働問題に対処するため、国際的な労働基準の策定や社会的保護の拡充を進め、現在もグローバルな労働問題に対して重要な役割を果たしています。
3. ILOの目的と役割
ILOの主な目的は、労働者の権利を保護し、適正な労働条件を促進することです。具体的には、以下の4つの戦略目標があります。
- 労働基準と基本的権利の促進:ILOは、強制労働や児童労働の撤廃、団結権と団体交渉権の保護など、労働者の基本的な権利を国際的に保障するための基準を設定しています。
- 適正な雇用の促進:全ての人々が安定した仕事を持ち、適正な収入を得られるように、各国の雇用政策を支援しています。
- 社会的保護の拡大:ILOは、労働者が病気、失業、老齢などのリスクから守られるための社会的保護制度を整備することを目指しています。
- 社会対話の促進:労働者、使用者、政府の三者が協力して、労働条件の改善に取り組む社会対話を奨励しています。
4. ILOの活動
4.1 労働基準の設定
ILOの主な活動の一つは、国際労働基準の設定です。これまでにILOは、多くの条約と勧告を策定し、加盟国がこれらを基に労働法や政策を整備するよう推進しています。代表的な条約には、強制労働条約、労働組合の自由と団結権の保護に関する条約、児童労働に関する条約などがあります。
4.2 労働問題に関する調査・報告
ILOは、世界中の労働市場や雇用状況に関する調査・研究を行い、その結果を「世界の雇用・社会展望報告」などの形で発表しています。この報告は、グローバルな雇用や失業の動向、社会的保護の状況を把握するための重要な資料となっています。
4.3 技術援助と能力開発
ILOは、特に発展途上国に対して、労働市場の整備や社会的保護の向上に向けた技術援助を行っています。これには、労働政策の策定支援、労働基準の導入、労働者のスキル向上プログラムの提供などが含まれます。
4.4 三者構成アプローチ
ILOは、労働者、使用者、政府の三者が対等な立場で協力し合う「三者構成アプローチ」を採用しています。この仕組みは、労働条件の改善において、関係者全てが意見を反映できる公正なプロセスを保証しています。
5. ILOと日本の関係
5.1 日本の加盟
日本は1919年のILO設立時からの加盟国であり、ILOが策定する労働基準や労働政策を国内に導入してきました。日本の労働基準法や労働組合法は、ILOの条約や勧告を反映しており、特に労働者の権利保護において大きな影響を受けています。
5.2 日本におけるILOの活動
ILO東京事務所は、日本やアジア地域でのILOの活動拠点として機能しており、特にアジアの労働市場に関する調査や、技術支援プロジェクトを実施しています。また、日本国内でもILOが主導するイベントやセミナーが開催され、労働問題に関する意識を高める活動が行われています。
6. ILOの直面する課題
6.1 児童労働と強制労働の撤廃
ILOは、児童労働や強制労働の撲滅に向けて大きな努力を続けていますが、これらの問題は特に発展途上国で依然として深刻です。ILOは国際的な協力を通じて、これらの不正な労働慣行を解消するためのプログラムを推進しています。
6.2 グローバル化と雇用の不安定化
グローバル化が進む中で、多くの国で雇用の不安定化や低賃金労働が問題となっています。ILOは、こうした現代の労働市場の課題に対応するため、新たな労働基準の策定や社会的保護の拡充を目指しています。
6.3 デジタル化と働き方の変化
デジタル技術の進展により、働き方が大きく変わりつつあります。ILOは、リモートワークやギグエコノミー(短期契約の仕事)の普及に対応するため、新しい労働基準や社会的保護の枠組みを模索しています。
unior Professional Officers and Internships
Junior Professional Officers (JPO)
The JPO Programme provides valuable work experience and training opportunities for young and motivated professionals who are interested in pursuing a career in international development. JPO positions are funded by various donor countries for a duration of 2-3 years, in different locations. More information on the JPO programme and how to apply.
Internships
The ILO is always looking for talented, motivated and enthusiastic interns from around the world. An internship at the ILO is a great opportunity to gain exposure to the work of the ILO and the goal of Decent Work for all. More information and eligibility requirements for Internships.
締切
ポジションによる
ベネフィット
国連(ILO)での勤務経験
海外でのインターン経験
有給インターン
対象
大学生(ポジションによる)