経団連グローバル人材育成スカラーシップとは?海外留学に200万円支給される給付型奨学金
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経団連グローバル人材育成スカラーシップは、海外の大学・大学院へ約1年間留学する学生を対象に、一人200万円が支給される給付型奨学金です。
将来、グローバルなビジネス領域で活躍したい大学生・大学院生を支援する制度で、交換留学、認定校留学、協定校留学、私費留学などで海外留学を予定している方が対象です。
この記事では、経団連グローバル人材育成スカラーシップの概要、支給額、応募資格、対象大学、語学要件、選考方法、応募前に確認すべき注意点をわかりやすく紹介します。
経団連グローバル人材育成スカラーシップとは
経団連グローバル人材育成スカラーシップは、公益財団法人経団連国際教育交流財団が実施する海外留学向けの奨学金制度です。
この奨学金は、将来、グローバルなビジネス領域で活躍する意志を持つ学生を対象としています。単に海外留学を支援するだけでなく、留学で得た学びを将来のキャリアに活かし、日本の経済社会の発展にも貢献する人材の育成を目的としています。
留学期間中の奨学金として一人200万円が一括で支給され、使途は限定されていません。そのため、授業料、渡航費、滞在費、生活費、現地での学習活動など、留学中の自己研鑽や経験を広げるための資金として活用できます。
経団連グローバル人材育成スカラーシップの募集概要
| 制度名 | 経団連グローバル人材育成スカラーシップ |
| 実施団体 | 公益財団法人 経団連国際教育交流財団 |
| 対象 | 指定大学の学部生・大学院生 |
| 留学先 | 海外の大学・大学院 |
| 留学形態 | 交換留学、認定校留学、協定校留学、私費留学など |
| 支給額 | 一人200万円 |
| 採用人数 | 20名 |
| 支給方法 | 留学先大学からの受入決定後に一括支給 |
| 主な条件 | GPA2.0以上、語学要件あり、他の奨学金を受ける予定がないことなど |
| 応募方法 | 公式応募ページから応募シートを登録 |
海外留学向けの奨学金の中でも、200万円が一括支給される制度は非常に魅力的です。採用人数は20名と限られているため、応募条件を満たす方は早めに準備を進めることが重要です。
支給額は一人200万円
経団連グローバル人材育成スカラーシップでは、留学期間の奨学金として一人200万円が支給されます。
支給は、留学先大学からの受入決定後に一括で行われます。使途は限定されていないため、留学中の学費、生活費、渡航費、現地での活動費、自己研鑽のための費用などに活用できます。
特に、海外大学・大学院への長期留学は、航空券、住居費、食費、保険、ビザ申請費、教材費などで大きな費用がかかります。200万円の支援を受けられることは、留学を現実的に検討するうえで大きな後押しになります。
応募資格・対象者
経団連グローバル人材育成スカラーシップに応募するには、主に以下の条件を満たす必要があります。
- 将来、グローバルなビジネス領域で活躍する意志があること
- 日本の経済社会の発展にも貢献する意志またはビジョンを有すること
- チャレンジ精神が旺盛であること
- 留学を通じて、外国語によるコミュニケーション能力や異文化・社会への適応能力を向上させる意欲があること
- 留学で得た学びを将来のキャリアに活かすビジョンが明確であること
- 日本国籍を有する者、または日本への永住が許可されている者
- 応募時に、財団が指定する日本の大学に在籍していること
- 大学入学後に取得した単位のGPAが2.0以上であること
- 海外留学にあたって他の奨学金を受ける予定がないこと
この奨学金では、成績や語学力だけでなく、将来のキャリアビジョンや、グローバルなビジネス領域でどのように活躍したいかも重視されます。
対象となる学年
応募対象となるのは、財団が指定する日本の大学に在籍する以下の学生です。
- 学部2年生
- 学部3年生
- 学部4年生
- 大学院博士前期課程、または修士課程の1年生・2年生
6年制の学部の場合は、4年生、5年生、6年生が対象です。4年制学部の4年生については、卒業、留年、修士課程への進学のいずれの場合も応募対象となります。
一方で、すべての大学の学生が応募できるわけではなく、財団が指定する大学に在籍している必要があります。自分の大学が対象校に含まれているか、必ず公式募集要項で確認してください。
対象となる留学の種類・期間
対象となるのは、海外の大学・大学院に約1年間留学する学生です。交換留学、認定校留学、協定校留学、私費留学など、さまざまな留学形態が対象になります。
原則として、海外の大学・大学院に8カ月以上1年未満留学することが条件です。
ただし、理工系専攻者については、6カ月以上1年未満の期間、海外の大学等の研究室で研究する場合や、海外の大学の講義等を受講する場合も応募対象となります。
長期の交換留学や協定校留学を予定している学生だけでなく、理工系で海外研究室への研究留学を考えている学生にもチャンスがあります。
語学要件はTOEFLまたはIELTS
経団連グローバル人材育成スカラーシップでは、英語検定試験の成績証明書の提出が必要です。
語学要件は、以下のいずれかです。
- TOEFL iBT 61点以上
- TOEFL ITP 500点以上
- IELTS 5.0以上
TOEFL iBTではMyBestスコアも利用可能です。成績証明書は、2年以内に受験した試験のものが対象です。
応募時点でスコアを持っていない場合は、早めにTOEFLまたはIELTSの受験計画を立てておく必要があります。また、奨学金の語学要件を満たしていても、留学先大学がより高い英語スコアを求める場合があります。留学先大学の出願要件もあわせて確認しておきましょう。
GPA要件は2.0以上
応募には、大学入学後に取得した単位のGPAが2.0以上であることが求められます。
GPAの計算方法は募集要項で指定されています。大学によって成績評価の方法が異なる場合があるため、自分の大学の成績表をそのまま見るだけでなく、公式募集要項に記載された計算方法に沿って確認することが大切です。
他の奨学金との併用はできる?
経団連グローバル人材育成スカラーシップは、他の奨学金との併願は可能です。
ただし、海外留学にあたって他の奨学金を受ける予定がある場合は、応募資格を満たさない可能性があります。すでに別の給付型奨学金を受給予定の方や、複数の奨学金を検討している方は、必ず公式募集要項や事務局の案内を確認してください。
対象大学一覧
経団連グローバル人材育成スカラーシップは、財団が指定する日本の大学に在籍する学生が対象です。
対象大学:
北海道大学、東北大学、筑波大学、埼玉大学、千葉大学、お茶の水女子大学、東京医科歯科大学、東京外国語大学、東京海洋大学、東京藝術大学、東京工業大学、東京大学、一橋大 学、横浜国立大学、新潟大学、金沢大学、信州大学、静岡大学、名古屋大学、豊橋技術科学大学、京都工芸繊維大学、京都大学、大阪大学、神戸大学、奈良女子大学、奈良先端科学技術大学院大学、岡山大学、広島大学、愛媛大学、九州大学、長崎大学、熊本大学、鹿児島大学、 宮城大学、国際教養大学、会津大学、東京都立大学、大阪公立大学、北九州市立大学、 青山学院大学、学習院大学、慶應義塾大学、国際基督教大学、芝浦工業大学、上智大学、創価大学、中央大学、東海大学、東京理科大学、東洋大学、日本女子大学、法政大学、武蔵大学、明治大学、立教大学、早稲田大学、金沢工業大学、中京大学、京都産業大学、同志社大学、立命館大学、関西学院大学、関西大学、神戸学院大学、福岡大学、立命館アジア太平洋大学、 以上 66 校
ただし、対象大学は年度によって変更される可能性があります。応募を検討している方は、自分の大学が対象校に含まれているか、必ず最新の公式募集要項で確認してください。
応募方法
応募は、公式応募ページからインターネット上の応募シートに必要情報を登録する形で行います。
まずは応募シートの登録による第一次選考が行われ、第一次選考の合格者は、指定された必要書類を郵送で提出します。
応募を検討している方は、公式ページの募集要項を確認し、締切直前ではなく早めに応募シートの作成を始めることをおすすめします。
応募受付期間・締切
2026年度募集の応募受付は、10月末を予定しています(詳細は後日公式HPにて公表)です。
年度によって応募期間は変わる可能性があります。次年度以降に応募を検討している方は、例年8月ごろに募集が始まり、10月ごろに締切となる可能性を意識しながら、春から夏にかけて情報収集と準備を進めておくとよいでしょう。
特に、語学スコア、留学計画、志望理由、将来のキャリアビジョンは短期間では準備しにくいため、募集開始前から準備しておくことが重要です。
選考方法・スケジュール
選考は、主に書類選考と面接選考で行われます。
第一次選考:書類選考
第一次選考では、応募シートの記載内容に基づいて書類選考が行われます。合否は、11月上中旬ごろにメールで通知されます。
第一次選考合格者の提出書類
第一次選考に合格した場合、11月下旬ごろまでに必要書類を郵送で提出します。主な必要書類は以下の通りです。
- 願書
- 大学・大学院の学業成績証明書
- 学部長、学科長、研究科長、指導教員のいずれかによる推薦状
- TOEFLまたはIELTSの成績証明書の写し
推薦状や成績証明書はすぐに準備できない場合があります。書類選考の合格後に慌てないよう、応募前から大学の担当部署や指導教員に確認しておくと安心です。
第二次選考:個人面接
第二次選考は個人面接です。面接では、人物面や、将来のキャリアに関する志望が重視されます。
特に、「グローバルなビジネス領域でどのように活躍したいのか」「留学経験を将来のキャリアにどう活かすのか」「日本の経済社会にどのように貢献したいのか」を自分の言葉で説明できるように準備しておくことが重要です。
選考で重視されるポイント
経団連グローバル人材育成スカラーシップでは、単に「海外に行きたい」という理由だけでは不十分です。
選考では、将来のキャリアに関する志望や、グローバルなビジネス領域でどのように活躍したいかが重視されます。そのため、応募書類や面接では、以下の点を具体的に整理しておくとよいでしょう。
- なぜ海外留学が必要なのか
- なぜその国・大学・プログラムを選ぶのか
- 留学中に何を学び、どのような経験を積みたいのか
- 留学後のキャリアにどうつなげるのか
- グローバルなビジネス領域でどのように活躍したいのか
- 日本の経済社会の発展にどのように貢献したいのか
特に、経団連の奨学金であることを踏まえると、国際交流や異文化理解だけでなく、ビジネス、産業、経済、社会課題への関心を示せると説得力が高まります。
応募前に確認したい注意点
応募前には、以下の点を必ず確認しておきましょう。
- 自分の大学が対象大学に含まれているか
- 自分の学年が応募対象に含まれているか
- 留学期間が条件に合っているか
- GPA2.0以上を満たしているか
- TOEFLまたはIELTSの語学要件を満たしているか
- 他の奨学金を受ける予定がないか
- 留学先大学からの受入許可を取得できる見込みがあるか
- 推薦状を依頼できる教員がいるか
この奨学金は、応募シートの登録だけで完結するものではありません。第一次選考合格後には、成績証明書、推薦状、語学スコアなどの提出が必要になります。早めに準備を始めることが、応募成功の大きなポイントです。
どんな人におすすめの奨学金か
経団連グローバル人材育成スカラーシップは、特に以下のような方におすすめです。
- 海外大学・大学院への長期留学を予定している方
- 交換留学や協定校留学に参加予定の大学生
- 私費留学の費用負担を減らしたい方
- 将来、グローバル企業や国際的なビジネス領域で働きたい方
- 留学経験を将来のキャリアに明確につなげたい方
- 日本の経済社会の発展に貢献するビジョンを持っている方
- 理工系で海外研究室への研究留学を考えている方
支給額が200万円と大きく、使途も限定されていないため、海外留学を予定している学生にとって非常に魅力的な制度です。一方で、採用人数は20名と限られているため、応募書類では留学目的と将来ビジョンを具体的に示す必要があります。
応募準備のスケジュール例
経団連グローバル人材育成スカラーシップに応募する場合、以下のようなスケジュールで準備を進めるとよいでしょう。
| 時期 | 準備内容 |
| 4〜6月 | 留学先大学・プログラムの検討、対象大学・応募条件の確認 |
| 5〜7月 | TOEFL・IELTSの受験、スコア取得 |
| 6〜8月 | 留学計画、志望理由、将来のキャリアビジョンを整理 |
| 8月 | 募集開始後、公式募集要項と応募シートを確認 |
| 8〜10月 | 応募シートを作成・提出 |
| 11月 | 第一次選考結果の確認、合格者は必要書類を準備・郵送 |
| 12月 | 個人面接 |
| 1月以降 | 誓約書、留学先大学・大学院の受入許可書などを提出 |
特に、語学スコアと推薦状は準備に時間がかかります。応募を検討している方は、募集が始まってから準備するのではなく、春から夏にかけて準備を進めておくことをおすすめします。
よくある質問
経団連グローバル人材育成スカラーシップはいくら支給されますか?
一人200万円が支給されます。留学先大学からの受入決定後に一括で支給され、使途は限定されていません。
採用人数は何名ですか?
採用人数は20名です。大学生・大学院生を合わせた人数です。
交換留学でも応募できますか?
はい。交換留学、認定校留学、協定校留学、私費留学などで、海外の大学・大学院に約1年間留学する場合に応募対象となります。
理工系の研究留学でも応募できますか?
理工系専攻者については、6カ月以上1年未満の期間、海外の大学等の研究室で研究する場合や、海外の大学の講義等を受講する場合も応募対象となります。
語学要件はありますか?
はい。TOEFL iBT 61点、TOEFL ITP 500点、またはIELTS 5.0点が要件とされています。TOEFL iBTはMyBestスコアも利用可能です。
他の奨学金と併願できますか?
併願は可能です。ただし、海外留学にあたって他の奨学金を受ける予定がある場合は、応募資格を満たさない可能性があります。
すべての大学の学生が応募できますか?
いいえ。財団が指定する日本の大学に在籍している必要があります。対象大学は年度によって変更される可能性があるため、最新の公式募集要項を確認してください。
公式サイト・申し込み先
最新情報や正式な応募条件は、必ず公式サイトで確認してください。
募集要項、応募受付期間、対象大学、必要書類、選考スケジュールは年度によって変更される可能性があります。応募を検討している方は、公式情報を確認したうえで、余裕を持って準備を進めましょう。
併せて読みたい:無料海外プログラム応募前チェックリスト|落選しないために確認すべきこと↓
関連する海外留学・奨学金情報
海外留学や返済不要の給付型奨学金に関心がある方は、以下のような情報もあわせて確認しておくとよいでしょう。
- 大学生向けの海外留学奨学金
- 交換留学に使える給付型奨学金
- 海外大学院留学に使える奨学金
- TOEFL・IELTSスコアが必要な奨学金
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