渥美国際交流財団2027年度奨学生募集|博士課程対象・月25万円の給付型奨学金
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博士課程で研究に取り組んでいる方へ。
公益財団法人渥美国際交流財団が、2027年度奨学生を募集中。
対象は、関東地方または近畿地方の大学院博士課程に在籍し、奨学金の受給期間中に博士号を取得する見込みのある留学生・日本人学生です。
奨学金は月額25万円。支給期間は1年間。採用予定人数は18名程度です。
博士論文の完成に向けて研究に集中したい方、博士号取得を目前に控えている方、国籍や分野を越えた研究者ネットワークにも参加したい方は、確認しておきたい奨学金です。
申請受付期間は、2026年9月1日(火)から9月20日(日)まで。応募を検討している方は、必ず公式募集要項で最新情報を確認してください。
渥美国際交流財団の奨学金とは
渥美国際交流財団は、大学院博士課程に在籍する学生を対象に、奨学金の支給と研究者同士の交流活動を行っている財団です。
渥美奨学金の特徴は、月額25万円の支援に加えて、月例会、研究報告会、親睦会、同窓会ネットワークなどへの参加が重視されている点です。
奨学生は、毎月の例会で学業や生活について報告します。また、奨学期間中には研究報告会で研究成果を発表する機会もあります。
研究費の支援だけでなく、国籍や専門分野を越えた研究者ネットワークに参加することも、この奨学金の大きな特徴です。
2027年度渥美奨学生の募集概要
| 奨学金名 | 2027年度 渥美奨学生 |
| 実施団体 | 公益財団法人渥美国際交流財団 |
| 対象 | 関東地方または近畿地方の大学院博士課程に在籍する留学生・日本人学生 |
| 奨学金額 | 月額25万円 |
| 採用予定人数 | 18名程度 |
| 支給期間 | 2027年4月〜2028年3月、または2027年9月〜2028年8月の1年間 |
| 継続 | 継続なし |
| 申請受付期間 | 2026年9月1日(火)〜9月20日(日) |
| 申請方法 | オンライン申請システムから申請 |
同じ出身国・地域からの奨学生は、5名が上限です。
また、海外の大学院から博士号を取得するために日本で研究する方で、応募時に海外在住かつ奨学期間のみ日本へ留学する場合は、航空券代の補助があります。
応募資格|博士号取得見込みのある博士課程学生が対象
応募には、以下の条件をすべて満たす必要があります。
- 日本の大学院博士課程に在籍していること
- 奨学金の支給期間中に博士号を取得する見込みがあること
- 奨学金受給期間中、所属大学院研究科・研究室と居住地が関東地方または近畿地方にあること
- 国際理解と親善に関心があり、財団の交流活動に積極的に参加する意思があること
- 日本語が堪能であること
- 受給期間中に常勤職に就く予定がないこと
- 月額10万円以上の他の奨学金を受ける予定がないこと
この奨学金は、博士課程の学生であれば誰でも応募しやすい制度ではありません。特に重要なのは、受給期間中に博士号を取得する見込みがあることです。
支給期間は1年間で、継続はありません。そのため、博士課程の前半よりも、博士論文の完成や学位取得が見えてきた学生に向いた奨学金です。
対象地域|関東地方・近畿地方の大学院と居住地が条件
渥美奨学金では、奨学金の受給期間中、所属する大学院研究科・研究室と居住地が、関東地方または近畿地方にある必要があります。
関東地方
東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県
近畿地方
大阪府、京都府、兵庫県、滋賀県、奈良県、和歌山県、三重県
大学院の所在地だけでなく、居住地も条件に含まれます。関東・近畿以外に住んでいる方、または受給期間中に対象地域外へ移る可能性がある方は、応募前に確認が必要です。
奨学金の金額・支給期間
奨学金は月額25万円。
支給期間は、以下のいずれかの1年間です。
- 2027年4月〜2028年3月
- 2027年9月〜2028年8月
開始月については相談に応じるとされています。ただし、支給期間は1年間のみで、継続は認められていません。
そのため、博士号取得までのスケジュールが重要です。募集要項では、2028年3月、秋入学者は2028年9月までに博士号取得の見込みがない方は、次年度以後の応募が適するとされています。
年度内に博士号を取得した場合は、直近の3月または9月までは奨学金が支給されます。
他の奨学金や常勤職との併用に注意
渥美奨学金では、受給期間中に常勤職に就くことは認められていません。
また、月額10万円以上の他の奨学金との重複受給も認められていません。
すでに他の奨学金を受けている方、研究助成を受ける予定がある方、就職予定がある方は、応募前に条件を確認しておきましょう。
交流活動への参加も応募条件
渥美奨学金では、財団の交流活動に積極的に参加する意思が求められます。
主な交流活動は以下の通りです。
- 毎月の例会
- 親睦会
- 夏の小旅行
- 年2回の研究報告会
- 同窓会「ラクーン会」への参加
- 関口グローバル研究会(SGRA)への参加
- アジア未来会議への参加費補助
毎月の例会では、学業や生活について報告したうえで奨学金が支給されます。複数回連続して月例会に参加しない場合など、交流活動に参加する意思がないと認められた場合は、奨学金の支給停止につながる可能性があります。
研究に集中するだけでなく、他分野・他国籍の研究者との交流にも積極的に関わることが求められる奨学金です。
申請に必要な主な書類
第1次申請では、オンライン申請システム上で申請書を入力し、必要書類をアップロードします。
主な提出内容は以下の通りです。
- 申請書・履歴書の入力
- 顔写真のアップロード
- 在学証明書
- 研究の要旨
- 研究計画書
- 発表論文リスト
- 口頭発表リスト
- 指導教官による評価項目表
研究の要旨は、日本語横書きで600字以内、A4 1ページ以内です。冒頭に氏名、所属大学名、論文タイトルを明記します。
研究計画書は、図表を含めてA4 4枚以内です。博士論文について、論文タイトル、背景、予測される成果、内容と方法、進行状況、博士論文提出までのスケジュール、研究の今後の展望を記載します。
研究の要旨・研究計画書ともに、できるだけ図表を入れることが推奨されています。ただし、字数やページ数を超えると書類審査で減点となります。
専門外の人にも研究の意義が伝わるように、内容を整理することが重要です。
指導教官への依頼も必要
渥美奨学金の申請では、指導教官の協力が必要です。
申請アカウントの本登録時に、指導教官の氏名とメールアドレスを入力します。その後、指導教官にはオンライン申請システム上で評価項目表を入力してもらいます。
申請受付期間は2026年9月1日から9月20日までですが、指導教官の評価項目表も同じ期間内に登録が必要です。
申請者だけで完結する応募ではないため、指導教官には早めに相談しておきましょう。
発表論文・口頭発表の登録
申請では、これまでに発表した論文や口頭発表の情報も登録します。
登録できる主な項目は以下の通りです。
- 博士論文の研究に関連する論文:10本まで
- 博士論文の研究に関連する口頭発表:10本まで
- 博士論文とは別テーマだがアピールしたいもの:5本まで
準備中、査読中、投稿予定、掲載予定など、掲載済みまたは採択済みではない論文や口頭発表は登録できません。プロシーディングスも登録対象外です。
研究実績の登録ルールが細かいため、申請前に論文・発表リストを整理しておくとスムーズです。
選考スケジュール
選考は、第1次選考、第2次選考、最終選考の流れで進みます。
| 申請受付 | 2026年9月1日(火)〜9月20日(日) |
| 第1次選考結果 | 2026年10月16日(金)から確認可能 |
| 追加書類提出 | 2026年10月16日(金)〜10月27日(火) |
| 予備面接 | 2026年10月30日(金)〜11月1日(日)、11月3日(火) |
| 第2次選考結果 | 2026年11月13日(金)から確認可能 |
| 最終面接 | 2026年12月5日(土) |
| 最終結果通知 | 2026年12月18日(金)まで |
予備面接と最終面接は、日本語で行われます。会場はアルカディア市ヶ谷です。やむを得ない事情がある場合は、Zoomによる面接も可能とされています。
関東地方または近畿地方に在住の方には、予備面接・最終面接のための交通費が支給されます。応募時に関東・近畿以外、または海外に在住している方は、上記に準じて交通費が支給されるため、全額支給とならない場合があります。
第2次選考で必要な追加書類
第1次選考に合格した方は、追加書類を提出します。受付期間は2026年10月16日(金)から10月27日(火)までです。
主な追加書類は以下の通りです。
- 自己紹介文
- 指導教官による推薦書
自己紹介文は日本語で1300字以内です。留学生は、日本留学を決めた理由と博士号取得後の計画を記入します。日本人学生は、国際交流への関心、博士課程進学を決めた理由、博士号取得後の計画を記入します。
推薦書も指導教官にオンライン申請システムから提出してもらいます。推薦書は日本語での提出が求められています。英語またはその他の言語の場合は、日本語訳を添付する必要があります。
選考で重視されること
渥美財団の選考では、学問的な優秀さだけでなく、社会問題や国際交流への関心も重視されます。
募集要項では、奨学生に対して、国籍や学術分野が異なる人と出会い、自分の専門以外のことを話し合う場を提供したいという方針が示されています。
また、博士論文の研究内容が、人類や社会、自然との「調和ある発展」に貢献する可能性も重視されます。
そのため、応募書類や面接では、研究の専門性だけでなく、以下の点も整理しておきたいところです。
- 自分の研究が社会にどう関わるのか
- 国際交流にどのような関心があるのか
- 専門外の人にも研究の意義を説明できるか
- 財団の交流活動にどう参加したいか
- 博士号取得後にどのような研究者・専門家を目指すのか
なお、奨学生の専攻分野と国籍については、できるだけバランスを取りたいとされています。応募数の多い中国と日本出身の方は、相対的に不利になる場合があることも募集要項に記載されています。
どんな人に向いている?
渥美奨学金は、特に以下のような方に向いています。
- 関東地方または近畿地方の大学院博士課程に在籍している方
- 2027年度中に博士号取得を見込んでいる方
- 博士論文の完成に向けて生活面の支援を必要としている方
- 国際理解や国際交流に関心がある方
- 日本語で研究内容をわかりやすく説明できる方
- 財団の月例会や研究報告会などに積極的に参加できる方
- 研究者同士のネットワークを広げたい方
一方で、博士号取得までまだ時間がかかる方、財団の交流活動に参加するのが難しい方、常勤職や月額10万円以上の他奨学金を予定している方は、条件が合わない可能性があります。
応募前チェックリスト
- 日本の大学院博士課程に在籍しているか
- 受給期間中に博士号を取得する見込みがあるか
- 所属大学院と居住地が関東地方または近畿地方にあるか
- 日本語で応募書類を作成し、日本語面接に対応できるか
- 常勤職に就く予定がないか
- 月額10万円以上の他の奨学金を受ける予定がないか
- 毎月の例会や研究報告会など、財団の交流活動に参加できるか
- 研究の要旨600字以内、研究計画書4枚以内を準備できるか
- 発表論文・口頭発表のリストを整理できているか
- 指導教官に評価項目表の入力を依頼できるか
- 2026年9月20日(日)の申請締切に間に合うか
公式サイト・申請先
募集要項、オンライン申請システム、申請書類の詳細は、必ず公式サイトで確認してください。
申請受付期間:2026年9月1日(火)〜9月20日(日)
問い合わせ:渥美国際交流財団事務局
〒112-0014 東京都文京区関口3-5-8
E-mail:atsumifoundation@aisf.or.jp


