外務省プロジェクトで無料でメキシコへ!日墨戦略的グローバル・パートナーシップ研修計画 短期コース募集
概要:第51期 日墨戦略的グローバル・パートナーシップ研修計画
短期コース(募集要項)(第1弾)
メキシコ(正式名称:メキシコ合衆国)は、北アメリカ大陸に位置する国で、アメリカ合衆国と国境を接しています。面積は約196万平方キロメートル、人口は約1億2,600万人で、世界第10位の人口規模を持つ国です。首都はメキシコシティで、スペイン語が公用語となっています。メキシコは、古代文明の遺跡や多様な文化、豊かな自然を持ち、観光地としても非常に人気があります。
メキシコの歴史
1 古代文明
メキシコは、古代文明が栄えた地として知られています。代表的な文明には、マヤ文明、アステカ文明があります。マヤ文明は紀元前2000年頃から栄え、特に数学、天文学、建築において高度な知識を持っていました。アステカ文明は14世紀に中央メキシコで栄え、メキシコシティ周辺に都を築きました。
2 スペインによる征服
1519年、スペインの探検家エルナン・コルテスがメキシコに上陸し、1521年にアステカ帝国を征服しました。その後、メキシコは約300年間にわたりスペインの植民地として支配され、スペイン語とカトリック教が広まりました。
3 独立と革命
1821年にメキシコはスペインから独立しましたが、19世紀から20世紀初頭にかけては内戦や外国勢力との戦争が相次ぎました。1910年にはメキシコ革命が起こり、これにより社会制度が大きく変革されました。革命後のメキシコは、民主的な政府のもとで安定を目指し、経済的・社会的な発展を遂げました。
メキシコの文化
メキシコは、先住民文化とスペイン植民地時代の影響が融合した豊かな文化を持っています。音楽、料理、祭り、芸術など、多様な伝統が色濃く残っています。
1 音楽とダンス
メキシコの音楽は非常に多様で、特にマリアッチやランチェラなどが有名です。マリアッチはメキシコの伝統的な音楽スタイルで、トランペットやギター、バイオリンが使われ、祝祭の場でよく演奏されます。また、ダンスでは「フォルクロリコ」という伝統舞踊があり、カラフルな衣装で踊る姿が印象的です。
2 メキシコ料理
メキシコ料理は、ユネスコの無形文化遺産にも登録されており、世界的に愛されています。タコス、エンチラーダ、グアカモレ、タマーレスなどが代表的な料理で、トウモロコシ、豆、唐辛子を中心にした食材が特徴です。また、メキシコはチョコレートの発祥地としても知られており、古代からカカオを使用した飲み物や料理が楽しまれてきました。
3 祭りと伝統行事
メキシコの祭りはカラフルで活気に満ちており、特に有名なのは**死者の日(Día de los Muertos)**です。毎年11月1日と2日に開催されるこの祭りでは、亡くなった家族や友人を追悼するために、墓地や自宅で祭壇が作られ、花やキャンドルで飾られます。この日は、生と死を明るく受け入れるメキシコの文化がよく表れています。
1 プログラムの目的
日墨両国の戦略的グローバル・パートナーシップの強化に資する若手人材の育成を目指し、メキシコにおいて研究・研鑽を積む機会を提供するものです。
(本グローバル・パートナーシップ研修計画は、1971年に発足した両国政府による研修生・留学生の交流プログラムであった「日墨交流計画」を基に、両国の戦略的グローバル・パートナーシップをより一層強化する観点からコース内容の変更を行ったもので、2010年度より短期コースを設置しています。)
2 コースと研修概要、研修日程
(1)「メキシコにおける地震の危険性」
(2)「洪水ハザードマップ」
(3)「熱帯サイクロン」
(4)「斜面不安定解析技術」
(5)「構造評価」
(注)今期は本コースに加え、他コースについても追って募集を予定しております。
3 募集人数
計6名
4 研修言語
英語
5 研修時期
2024年11月25日(月曜日)~11月29日(金曜日)(日本-メキシコ間の空路移動期間を除く)
6 研修実施機関
国家防災センター(CENAPRED)
7 参加者の条件
- (1)日本国籍を有すること。
- (2)過去に本計画(日墨戦略的グローバル・パートナーシップ研修計画(旧称:日墨交流計画)長期コース又は短期コース)に参加したことがない者。
- (3)メキシコに単身で渡航できる者。(家族の同伴、招待は不可)
- (4)当該分野の学位取得者。(詳細は募集要項参照)
- (5)当該分野に関連する実務経験を有する者。(現職であることが望ましいが必須ではない。詳細は募集要項参照。)
- (6)英語能力を有する者(以下のいずれかの資格を保有している、または同等の能力を有すること)
- TOEIC 700以上・TOEFL PBT500以上
- TOEFL IBT90以上・IELTS 6.0以上
- (7)心身ともに健康な者。
- (8)受入機関の規則等を遵守できる者。
- (9)コーススケジュールを遵守できる者。
- (10)コース終了後、活動報告書を提出すること。
8 待遇
- (1)渡航費:成田-メキシコシティ間の往復航空券(エコノミークラス)を支給。(研修生の自己都合による航空券の変更は不可)
- (2)旅行保険:補償期間はメキシコ到着時から出発時まで。(メキシコ国外の移動期間中の補償(メキシコへの到着便で破損した手荷物を含む)。既往症、妊娠、歯科治療に関する費用は補償の対象外。
- (3)研修経費:メキシコでの宿泊費、食費等に相当する滞在費、交通費を支給。(支給額については未定)宿泊先の手配は研修機関が行う(研修生の自己都合による変更不可)。また、教材費を含むプログラムに係る実施費用は研修機関が負担。
9 応募方法
(1)出願書類
- (1)申請書および付属書類(英語)
申請書および付属書類に必要事項を英語で入力し(署名欄を除き手書き不可)、写真(サイズ3cm×3cm、上半身脱帽、6か月以内に撮影したもの)を貼付。(注)写真の裏面に英語で所属および氏名を記入し申請書3に貼付する。 - (2)パスポートのコピー(写真部分のページ。渡航時に使用するもの。)
- (3)英語能力に関する資格(TOEFL、TOEIC、IELTS等)証明書のコピー
- (4)履歴書1通(英文・手書き不可。フォーマットは自由。)
(2)出願書類提出先
〒100-8919 東京都千代田区霞が関2丁目2番1号
外務省中南米局中米カリブ課 メキシコ班
電話:03-3580-3311(内線:2494)
注:封筒の表に「第51期 日墨戦略的グローバル・パートナーシップ研修計画短期コース」と朱書のうえ、簡易書留または宅配便で送付。
(3)出願書類提出期限
2024年9月24日必着
10 選考:書類審査
メキシコ側が書類審査を行い、結果については、外務省中米カリブ課から応募者に対しメールで通知する。
なお、メキシコ側から出願者に対し、電話にて内容等につき照会がある場合がある。
11 留意事項
- (1)研修期間中のメキシコ出国(帰国等)は認められない。
- (2)駐日メキシコ大使館(東京)におけるメキシコ査証申請・取得に係る交通費、日本国内での交通費等は自己負担。
- (3)研修期間中は政治活動や営利を目的としたいかなる雇用形態にも関与してはならない。
- (4)参加者がメキシコの法律やAMEXCIDの規則に違反した場合、違法行為や不道徳な行為を行った場合、重病や重傷によりコースの継続が不可能と判断された場合、プログラムを中止する。
- (5)参加者が法令に違反した場合、その違反の程度に応じて、研修経費の全額または一部を返還すること。
- (6)国際運転免許証の有無に関わらず、車またはバイクを運転してはならない。
- (7)スケジュールが変更となった場合、AMEXCIDから支給された手当または給付金を返還すること。
ベネフィット
外務省のプロジェクトで渡航費・滞在費など無料でメキシコ渡航ができる