無料でストックホルムへ!ストックホルム青少年水大賞 (SJWP)参加者募集
概要:ストックホルム青少年水大賞(SJWP)とは
「北欧のヴェニス」・・・点在する島々から形成され、美しい水辺空間を持つスウェーデンの首都、ストックホルムはそう形容されています。
毎年8月、欧州で最もさわやかな夏を迎えるこの街に世界中から水環境研究者の権威が一堂に会するのが、ストックホルム世界水週間(WWW)です。期間中に開催されるストックホルム国際水研究所(SIWI)によるストックホルム水大賞(SWP)は「水のノーベル賞」と称され、ノーベル賞同様の尊敬と格式をもってグスタフ国王陛下より授与されます。
ストックホルム青少年水大賞(SJWP)は、いわばこのジュニア版。生活の質の向上及び水環境における生態系の改善に資する、優れたプロジェクト(調査研究)を行った若い研究者に贈られます。スウェーデン王国のヴィクトリア皇太子殿下より授与されています。
日本ストックホルム青少年水大賞(日本SJWP)とは
SJWPに推薦される国内予選として日本代表に授与する賞です。日本SJWPを受賞した方がSJWPの日本代表候補となります。
日本SJWPは日本水大賞委員会が主催する「日本水大賞」の一環として行われています。日本水大賞委員会の事務局である公益社団法人日本河川協会は、2001年よりSIWIから、SJWPに日本代表を推薦する日本国内予選組織として認定され、2002年よりSJWPに日本代表を派遣しています。
ストックホルム国際水研究所(SIWI)
ストックホルム青少年水大賞(SJWP)国際コンテスト
水質汚濁、水資源の不足、洪水災害などの水問題は、21世紀が水の世紀になるといわれるほど国際的に大きな課題になっています。そのため、すでに国内はもとより、世界各国の関係するあらゆる分野で国際的な協力の下に様々な取り組みが進められています。これらの国際的、かつ総合的な取り組みが、持続可能な水資源の管理にとって必要不可欠であり、将来を担う青少年の水問題に対する理解と努力に大きな期待が寄せられています。
日本においても、近年は水環境問題に対する児童、生徒の関心が高くなり、学校や地域社会で環境保全のための有意義な活動が活発に行われるようになりました。高校においては、実践的な社会活動とともに、水質保全、河川生態、水資源管理などの川や水に関係する学術的な調査研究も積極的に実施されています。その結果、これまでの日本水大賞においても高等学校から多くの応募があり、受賞の栄に輝いています。
一方、スウェーデンにおいては、ストックホルム国際水研究所が、世界的に権威のあるストックホルム水大賞の一環としてストックホルム・ジュニア・ウォーター・プライズ(以下SJWPという)を実施しています。そこでは世界各国の青少年を対象にしてて水質、水資源管理、水域の保護、浄水・排水処理、水教育、水の社会的側面の改善に寄与する調査研究活動を表彰しています。このSJWP の国際コンテストは、ストックホルムにおいて毎年夏の世界水週間の期間中に行われ、各国から選出された代表者が、調査研究の成果を発表して受賞者が決定されています。
そこで2002年から日本水大賞の中に日本ストックホルム青少年水大賞を設け、SJWPに派遣する候補を選定しています。本賞の実施にあたり日本水大賞委員会が、企画・運営・審査を行っています。
応募される皆様へ
日本ストックホルム青少年水大賞に応募されようと考えておられる皆様にお知らせです。 日本水大賞委員会では、「2026 日本ストックホルム青少年水大賞」の募集を開始するにあたり、募集要項の内容をはじめ、選考のあり方などについて検討 を行いました。その結果をご報告いたしますので、ご参考にしていただければ幸いです。
- 1. 応募対象や選考のあり方等について
- 募集要項をご覧いただく中で、科学的なレベルの高いものに限られるようにも読み取れますが、もう一方で、社会の中にフィールドを持って活動することも大切なことです。科学活動分野以外に、社会フィールド活動分野の応募も歓迎いたしますので、この分野の応募の際にはフィールド活動の記録に関する十分な記載をお願いいたします。
- 応募用紙(申請書)と調査研究報告書をA4サイズ10ページ程度でまとめてください。
- 日本水大賞との同時応募も可能です。(応募用紙の書き方は異なります)
2. 応募に際しての参考資料について
- ホームページに前回の応募作品の中から、優れたものと評価された学校の「応募用紙」がご覧いただけます。「応募用紙の書き方が分からない」「内容はどのようなものなのか」等、応募に迷われている方は、ぜひ参考にしてください。
- ホームページに過去の国際コンテストに参加した国の活動内容を掲載しております。ご覧いただきますと世界の活動傾向や取り組み方の参考となります。
3.応募にあたっての注意点
- 提出される資料は、誰にでも分かるような言葉や表現にてお願いいたします。
活動内容の紹介には、学術用語や専門用語の乱用はご遠慮いただき、応募資料は誰が見ても分かりやすく、理解してもらえるような説明をお願いいたします。 - 入賞作品についてはホームページ上での公開を予定しています。また、ご応募いただいた団体の名称・所在地・活動内容等についても、公開される場合がありますので、ご承知おきください。
締切
2025/9/30
ベネフィット
日本ストックホルム青少年水大賞【グランプリ】の受賞者2名は、日本代表として2026年夏にスウェーデンのストックホルムで開催予定のSJWP(国際コンテスト)に参加していただきます。
大賞【グランプリ】(賞状・副賞20万円)国際コンテストへの参加費用
優秀賞 (賞状・副賞10万円)
審査部会特別賞(賞状・副賞10万円)
対象・条件
国際コンテスト開催時に20歳以下で、高等学校または同等の学校(高等専門学校については1~3年生まで)に在籍している生徒が応募できます。学校・団体としての応募も、個人としての応募もともにできます。 大学生(高等専門学校については4年生以上)は、20歳以下であっても応募はできません。但し、高等学校等を卒業して国際コンテストの参加時に大学生であっても、高等学校等在籍時に実施したプロジェクトの実施者に限り参加は可能です。
公式HP・申し込み先
https://www.japanriver.or.jp/sjwp/about_sjwp.htm